高濃度ビタミンC点滴
血液中のビタミンCが高濃度になると、過酸化水素が体内に発生します。この過酸化水素は正常な細胞には影響を与えずに、がん細胞だけに強いダメージを与えます。
この原理を利用して、ビタミンCを点滴で大量に投与することにより、抗がん作用やがんの治療への効果が期待できる新しい治療法が、高濃度ビタミンC点滴療法です。
ビタミンC点滴はがんの縮小効果だけでなく、生活の質(QOL)の改善や延命など、がんの補助療法として用いることができます。
最近はアンチエイジングの点滴療法としても注目を集めています。
当院医師は、点滴療法研究会マスターズ・クラブ会員です。当院では、点滴療法研究会推奨のUSP(米国薬局方)基準を遵守したビタミンC製剤(マイラン社製)を主に使用しています。
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点滴療法研究会
診察の流れ
来院日予約 |
初診の方は毎週木曜日の午前10時からの完全予約となります。 お電話・予約フォームにてご予約ください。 |
来院時に問診票を記入 | |
血液検査 | |
カウンセリング | |
点滴 |
料金
施術内容 | 金額 | |
---|---|---|
G6PD活性検査 | 12,100円 | |
ビタミンC血中濃度検査 | 5,500円 | |
高濃度ビタミンC 点滴料金 |
12.5g | 11,000円 |
25g | 14,300円 | |
50g | 18,700円 | |
62.5g | 22,000円 | |
75g | 25,300円 |
※表示価格は税込です。
よくある質問
G6PDの検査をするのはなぜですか?
G6PDは赤血球の機能を保つための酵素です。G6PD欠損症は日本では珍しい遺伝性疾患ですが、患者さんに大量のビタミンCの点滴をすると、重症の溶血性貧血を起こすことがあります。このような合併症を防ぐために、ビタミンC点滴を受ける前には必ずG6PDの検査を行い、安全に治療が受けられるかどうかを判断します。
ビタミンC血中濃度の検査をするのはなぜですか?
高濃度ビタミンC点滴療法では、最初は少量から点滴を開始し、徐々に増量して50~75gの治療濃度まで増量します。治療を始める前に、ビタミンCの投与量を決めるために血中濃度検査が必要になります。
1回の点滴にかかる時間や、点滴を受ける期間はどのくらいですか?
1回の点滴時間は1時間半~2時間です。
点滴の回数は、通常週2回、症状により週3~5回必要なこともあります。治療は6ヶ月~1年間継続し、経過が良ければ回数を減らします。
高濃度ビタミンC点滴療法に健康保険はききますか?
この治療に健康保険は使えません。点滴と検査にかかる費用は自己負担になります。