点滴療法
高濃度ビタミンC点滴療法(がん治療)
血液中のビタミンCが高濃度になると、過酸化水素が体内に発生します。この過酸化水素は正常な細胞には影響を与えずに、がん細胞だけに強いダメージを与えます。
この原理を利用して、ビタミンCを点滴で大量に投与することにより、抗がん作用やがんの治療への効果が期待できる新しい治療法が、高濃度ビタミンC点滴療法です。
ビタミンC点滴はがんの縮小効果だけでなく、生活の質(QOL)の改善や延命など、がんの補助療法として用いることができます。
最近はアンチエイジングの点滴療法としても注目を集めています。
当院医師は、点滴療法研究会マスターズ・クラブ会員です。当院では、点滴療法研究会推奨のUSP(米国薬局方)基準を遵守したビタミンC製剤(マイラン社製)を主に使用しています。
点滴療法 情報ページ
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点滴 |
よくあるご質問
Q.G6PDの検査をするのはなぜですか?
A.G6PDは赤血球の機能を保つための酵素です。G6PD欠損症は日本では珍しい遺伝性疾患ですが、患者さんに大量のビタミンCの点滴をすると、重症の溶血性貧血を起こすことがあります。このような合併症を防ぐために、ビタミンC点滴を受ける前には必ずG6PDの検査を行い、安全に治療が受けられるかどうかを判断します。
Q.ビタミンC血中濃度の検査をするのはなぜですか?
A.高濃度ビタミンC点滴療法では、最初は少量から点滴を開始し、徐々に増量して50~75gの治療濃度まで増量します。治療を始める前に、ビタミンCの投与量を決めるために血中濃度検査が必要になります。
Q.1回の点滴にかかる時間や、点滴を受ける期間はどのくらいですか?
A.1回の点滴時間は1時間半~2時間です。
点滴の回数は、通常週2回、症状により週3~5回必要なこともあります。治療は6ヶ月~1年間継続し、経過が良ければ回数を減らします。
Q.高濃度ビタミンC点滴療法に健康保険はききますか?
A.この治療に健康保険は使えません。点滴と検査にかかる費用は自己負担になります。
高濃度ビタミンC点滴療法(アンチエイジング・健康増進)
アンチエイジングや美容が目的の場合、一般的に10g~25gのビタミンCを点滴します。時間は、30分~1時間が目安です。頻度は、週に1回~月に1回が一般的です。
25g以上の点滴を希望される場合は、G6PDという赤血球にある酵素が欠損していないか、採血検査し、安全に点滴を行えることを確認します。
当院医師は、点滴療法研究会マスターズクラブ会員・高濃度ビタミンC点滴療法認定医です。点滴療法研究会推奨のUSP(米国薬局方)基準を遵守したビタミンC製剤(マイラン社製)を使用しています。
高濃度ビタミンC点滴療法(副腎疲労)
週1回、25g程度のビタミンC点滴をお勧めいたします。
グルタチオン点滴療法
グルタチオンとは、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が結合してできたもので、強力な解毒作用や抗酸化作用があり、肌機能を高めたり、美肌・美白効果を発揮します。
パーキンソン病の症状改善にも効果が期待できます。
こんな方におすすめ
- シミ、くすみ、シワ、たるみのない美肌になりたい(白玉点滴)
美白を目的とする場合は、高濃度ビタミンCとの併用がお勧めです。 - 慢性疲労
- パーキンソン病
プラセンタ注射
当院では、ヒトのプラセンタを使用しています。細菌テストや熱処理を確実におこなっていますので、ご安心下さい。取扱いは、注射・100%原液プラセンタとなっております。
美白・シミ・シワ・肌の老化防止・肩こりなどに効果が期待できます。
詳しいことをお知りになりたい方は診察時にご相談ください。
料金
内容 | 料金(税込) |
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1アンプル(2ml) | 1,210円 |
2アンプル(4ml) | 2,420円 |
3アンプル(6ml) | 3,630円 |
よくあるご質問
Q.プラセンタとは何ですか?
A.日本語で「胎盤」のことです。美容や健康食品に利用されている哺乳動物の胎盤のことをプラセンタと言います。
Q.どれくらいの間隔で打つと効果的ですか?
A.1回1アンプル(2ml)を2週間ごと程度の間隔で打つのが効果的です。2週間ごとが難しい場合も、月に1回程度を定期的な習慣にすることをお勧めしています。